チーター(10.0)からピューマ(10.1),そうしてジャガー(10.2なのかな?)の歩みは,ステップとして堅実。OS Xの力を引き出す,賢明な肉付けが進んでいる。0から作られるOSだからこそ,この堅実と賢明こそ,絶対。
アップル社の世界開発者会議(WWDC)はマックOS 9の葬送セレモニーから始まった。そして晩夏にリリースされるマックOS Xの次期メジャーアップグレード「ジャガー」が紹介された。マルチスレッド化などのファインダーの改善,「シャーロック3」「クイックタイム6」,手書き文字認識の「インクウェル」,大幅に機能アップする「メール」,「iChat」などだ。
OS Xになって長いこと困っていたことにIMソフトがある。OS 9でもGerry's ICQに頼り切りだったが,OS Xになってマヂで日本語を受け付けてくれるものがなくなった(-_-;。OS Xならもっとも早く解決しそうな問題なのに…。やっとこさ極上のIMソフトであるProteusによって解決。日本語も問題ないし,過去ログも完璧,ICQ・MSN・AOL・Jabber・Yahoo!のすべてのIMがきれいにまとめられてて重宝している。だがまぁそんな状態なので,OS XでIMを使っている人は少ない(と思う)。iChatによってユーザーが増えれば,まだまだ機能としては勝っているProteusも役立つというものだ。
サンバ(smb://)によってPCと手軽に接続できる点はありがたい。クリックひとつでFTPサーバー,ウェブサーバーとなる点もありがたい。このネットワーク性がふんだんさがあって,その上でマックOSなんだから他になにが必要なんだろうというのが,OS Xを使ってて思うぶっちゃけ話。OS Xのメジャーアップグレードは,ハナから内蔵されているものが次々と結実して楽しさをみているようだ。まだまだいっぱいある,ジャガーでもまだまだ出てきてない力が,ある。
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